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◇結果:○渋滞が解消し、バスもマイカーも通常の30分で兼六園に到着可能
○所要時間が90分短縮されたことにより利用者の反応も良好
○平成元年から本格的に実施し、平成3年には東I.C.からも利用できるよう650台収容の駐車場を整備し、両I.C.で1,350台の利用が可能
○今年5月4・5日の両日運行し、2日間の利用者は5,018人

 

●通勤時への応用:平成4年と5年の2か年試行実験を実施
平成4年の試行:導入効果の検証が十分にできず失敗
平成5年の試行:モニターの増加に努め、南部方面で千人を目標にし、都心の事業者・町内会・住宅団地等へのPRを推進し980人のモニターを確保し、バスを朝の通勤時に5〜10分間隔で都心へノンストップで運行。

 

◇結果:○モニターの約7割の700人の参加があり、バスを利用した人達の約6割が実施したら利用するという意向
○平成6・7年の2か年をかけ、本格導入に向け検討し、平成8年11月からパイロットシステムを先駆的に実施する予定でいます。現在、関係機関と調整中。

 

●快速バスの導入
・平成6年度にマイカー通勤からの転換等、利用増加策として快速バスを提案
・通勤時間帯に7本、乗車密度が高い部分を快速化
・3か月間試行した結果、所要時間は30分から25分に5分間短縮。
・利用者は1日当り1路線で92名増え、利用した者の評価も良く、今年1月から本格実施

 

(4)施策の実施に向けたとりくみ・課題
●自治体だけではなく、周辺の自治会や県・事業者等の協力体制が不可欠、とくに警察との密接な連携が重要
●必要経費の確保:実施主体間での費用負担の整理
●市民の理解と協力も不可欠:PRを積極的に展開
●試行を繰り返し、必ず評価・検証することも必要
●本格実施後においても評価と検証は欠かせない

 

→バスが利用しやすくなる条件整備であるとしたら、実践すべき

 

 

 

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